某出版社(通知)

 奇跡が、おきた。
 
 というわけで、黒雨さんはラウンジで結果が来ていることを知り、通過しただの落選しただのと聞きながら生半可じゃない気持ちでバイトに行く途中にポストだけ覗く。
 お、おおお。おおおおおお。
 
 奇跡が、おきた。
 
 あの筆記試験でとうてい通過するとも思えない作文と点数だった気もしないでもないですが、きっと学歴フィルターだと思うしかやってられません。
 っていうか、作文の内容マジでひどかった。ありえなかった。黒雨さん暴走してた。新潮の社風だとナシだと思ってた。
 
 今なら運があると確信し、goo麻雀をやったら、ボロボロに負けたよ! もしかして使い果たしちゃったのかもね!