『みんな元気。』
『みんな元気。』舞城王太郎/新潮社
ISBN:4104580023
今手元にないから各短編の詳細わからないけど勢いで書きます。つまりは、いつもと変わらないと言うことです。
というわけで、舞城王太郎の短編集なのですが、表題作「みんな元気。」はあまりに抽象的すぎて時系列がぐわんぐわんたわんでいる感じで読み進めるのが一苦労でした。とぎれとぎれで読んだらもっと意味がわからなくなりました。
一回通読してから再読を数度しないと理解とか不可能っぽい印象です。その分取っつきにくさがあって黒雨にとってのリーダビリティ的なものが低くなっているのかもしれない。ひたすらに辛かった。
なんていうか、その他の短編もすぱこーんと何処かぶっ飛んでて手が届きそうにないけれど、その中でも「みんな元気。」だけは群を抜いてぶっ飛んでて、それこそ本気で空まで飛んでて何がなんだかわかんねー。わかんねー。
なんだろう。ひたすらにわからない、だけで終わってしまった。
正直に言えば、何一つ言いようがないのです。という事を伝えるためにこれだけの文字数を使ってみました。
黒雨は、敵前逃亡だってしちゃうんだぜ。いや、敵とかそういう関係じゃないんだけど。
まぁ、そんな空飛ぶ家族の狂気の愛の話が表題作「みんな元気。」でした。「トトロ」は「みんな元気。」の後に読むと、スッと頭に入ってきてとても読みやすくて満足でした。
この感想文、なんか色々間違ってる。