『ロッキンポ殺し』

ロッキンポ殺し』マキシマムザホルモン/バップ
  ASIN:B000758YCO
 
 非道いよー。非道いくらい楽しいよー。
 というわけで、マキシマムザホルモンのアルバムを買いました。いや、とある先輩のカラオケでずっと気になっていたんですよ。エアマスターのOPかEDの曲。
 ホルモンの魅力はそれどころじゃなかった。
「ROLLING1000tON」はあれですよ。我慢してるだけですね。いやそれもそれで良いんだけれど、しがらみ取っ払ったら、まだまだ色々出てきそうですね。
 センスがスゲェんですよ。もはや日本語の意味としてなんか捨て去って、外国語曲にしか聞こえない歌詞。いや、コンセプトは少なくとも歌詞に込められているんだけれど、一文で説明付く程度の内容をテンポ重視で、日本語じゃない域にまでぶっ飛ばしてくれた。
 霊と魔とかいう単語もイエーとかと同じように歌われたいはずだというコンセプトの「霊霊霊霊霊霊霊霊魔魔魔魔魔魔魔魔」っつー曲は、デス声で途中に

(Vooo)パパママ ボク捕まる?
(Vooo)母が泣く…荒く…
(Vooo)ボクガダンダンフサガル
(Vooo)目を閉じる

 なんて入れてるもんだから本当に面白い。コンセプトを一つ解消したら、後は何でもやり放題なのか。やり放題なんだな。そしてそれがなんかしっくり来るあたり何なんだろう。これはある種の芸風ですよね。
 ああ、そうか。こういう事も出来るんだよ、日本語って。そう思いました。
 そして、演奏も結構巧い。ここまである種のネタ性に走っておきながら、というか、だからこそ高いスキルが要求されている感じか? 大人が本気で遊ぶと凄いんだぞって事か?
 
 ああ、もう魅了されまくりです。仕事中脳内でずっとこれが流れてる気がする。