『神様家族(8)おはよう! こどもショー』

神様家族(8)おはよう! こどもショー』桑島由一MF文庫Jメディアファクトリー
  ISBN:4840115311
 
 なんだ、やっぱり前作で終わってるんじゃん。
 前作『神様家族(7)』で感想を書いたときには、これで話は終了していると書いてたんですが、まんま終わってました。
 佐間太郎の少年時代の話と、サブキャラである霧島進一の話がメイン。この2つが案外上手くリンクしていますが、ものすごくぶっちゃけた話をさせてもらうと、この巻は別にあってもなくても良かった。裏表紙に書かれている「最終巻」というのは、実は7巻にかかるべき言葉であり、『神様家族・番外編』としかいいようがないのが本作です。
 なんだろう。アニメ化にあわせて新刊を出したかっただけですかね。
 
 あとがきに書いていた冗談なのか本気なのか『神様家族Z』が出るのかどうかが気にかかります。
 物語的には完結している本編ですが、あれをどうやって展開させるのか、ってのでヤキモキしていたここ数ヶ月のドキドキ感がくやしいので、個人的になんらかの形で続編を出してくれるとスッキリするなぁってところ。