実録!臭気攻防戦<共有スペース編>Battle.1

 実録!臭気攻防戦シリーズ。
 おおざっぱなあらすじとしては、ルームメイトが臭くて無能という二言で簡潔に完結してくれます。その上、あらすじだけじゃなくて今回の話もルームメイトが臭くて無能という二言で簡潔に完結してくれます。
 完璧ですね。
 
 以前に前提編として書いた際に、ゴミ捨てと掃除は黒雨の役目として妥協すると宣言してますが、前にも書いたようにまったくもってそんな役割分担をした覚えはなく、ルームメイトがそれをやる能力がないためにそうなっております。
 そしてまた戦いが始まる。
 
・Battle 1
 きたなさが あらわれた
 まずは、汚さが登場です。何はともあれ、ルームメイトは部屋を汚く使うプロフェッショナルとして名が通ってるんじゃないかって位に汚い。
 たとえば料理。別に料理をするのはかまいませんし、自炊もいいことじゃないですか。ええ結構ですよ。なぜかくせぇ臭いのする腐ってるような材料を使うのが好きでも結構じゃないですか自炊。
 ただ、黒雨は片付けのできない人を料理のできる人と認めません。
 ルームメイトが料理をした後は、コンロの上に野菜くずがごろごろ転がっていて、当然ながら床にも転がってるので、すぐに掃除をしなければなりません。というか、そこらへんの掃除ができないのなら、料理しないでもらえませんか。もしくは許可制にしてくれませんか。これから料理するからと言ってくれれば、こちらも掃除をしなきゃいけないとわかるじゃないですか。
 この時点で相当だけれども、実はだいぶ改善されてはいるんですよ。
 ルームシェアした最初のころに切れたことがあるんですが、黒雨の使った食器をつけおきのために流しにいれておいたの。その後に、ルームメイトの洗い物が出たんだけれど、ルームメイトは自分の分だけ洗って、黒雨の今後洗う予定の食器を放置したんですよ。
 キレマシタ。
 だって、黒雨は家に帰ったら、ルームメイトが流しに放置して忘れていた食器を何度か洗ってるのに。なぜ深夜1時に帰ってきてから、奴が残してった洗い物を片付けてるんだよと。そこまで片付けてるのに、目の前にある他人の洗い物を「自分が使った奴じゃないから」といって放置するような人間ですよ。それを黒雨が実行したら、正直今の家ゴミ屋敷になってますよ。
 今はまともになって、自分で出した洗い物を自分で洗う程度にはなりましたが、食器以外では汚いままなので、黒雨の掃除は終わりません。
 
 汚いといえば、トイレも汚く使ってやがります。
 相変わらず掃除は黒雨しかしてませんが、なぜこのまま放置できるのか不思議なくらい毛が散らかってます。なぜ黒雨は毛を掃除しているのか。全部がルームメイトの毛なわけはないのですが、共有部分なので、ちょっと便座をふくくらいしてもいいじゃないか。そのためにトイレクイックル的なものを買ってきて「これで便座をふいて」と言ったのに拭いたことは一度たりともあらずに汚いままです。
 日本語が通じません。
 
 汚いといえば、洗面台も汚く使ってやがります。
 風呂編で書いたと思うんですが、ルームメイトが入ると風呂場が毛で散らかっているために、あまり風呂に入っていないことが推測できるんですが、そのせいかたまに洗面台で髪の毛をなんかわしゃわしゃ濡らして整えたりしてるんですよ。
 そして、黒雨が朝起きて洗面台に向かうと、水を受けるところが中途半端に長い髪の毛が結構な量、張り付いてて気持ち悪い。あと洗面所にブラシがおいてあるんですが、そのブラシから異臭がする。そして何故か定期的に口をゆすぐ用のコップに水がはってあります。
 何ですか、この一連の儀式を行った後みたいな光景。この髪の毛は魔方陣ですか。
 一度「洗面台の髪の毛くらい流せ」とメッセで強制的に伝えたことがあるんですが、一瞬しか改善されませんでした。相変わらず汚いです。
 3歩で忘れる脳みその持ち主のようです。
 
 なんか過去のエピソードも含めて書いていったら、汚さだけで膨大になりました。
 不思議なんですが、ルームメイトはルームシェアをしている」という自覚にとても欠けている気がしてなりません。いや、黒雨は確かにいったよ。「一人暮らし」をしている気でルームシェアをすると。そのとおり、一人暮らしのように気ままに掃除洗濯など一人でやってますよ。それでもルームシェアをしているという大前提は忘れずに、共有スペースで相手が不快にならないように綺麗に使うことを心がけているんだけれども、あいつはそういう気遣いとか一切してきませんからね。汚く使った結果、黒雨が綺麗にしているのを見て感謝すらありませんしね。あいつの前でトイレ掃除やってても、今トイレ行きたいのに邪魔だなってくらいの視線を浴びるだけですしね。
 あれで、社会に出て人とコミュニケーションを取れてるのか不思議。というか、大前提であいつ今臭いんで、よく会社とか取引先にいって嫌がられないなと思います。
 
 というわけで、次回共有スペース臭い編。これで最後と思いたい。