沈む楽園、影の海

 黒雨は変わりないです。忙しいです。喉が痛いです。でもタバコを吸います。だから風邪も治りません。朝起きれません。レポート進みません。何も出来ません。どんな能力もないです。無能です。生きてて意味ないです。死んでも意味ないです。意味は必要じゃないです。必要は必要じゃないです。語彙が貧困です。繰り返される永遠の言葉です。今のはありがちな文章でした。ごめんなさい。謝っても意味がなかったですね。そうですね。あ、自分で相槌なんかうっちゃうんだ黒雨さん。もうダメだね。そうだね。まだダメだね。そうだね。ダメじゃない時ってあるのかな? そうだね。え、ないの? そうだね。ひょっとして頷くだけ? そうだね。頷かない返事ってある? そうだね。あーあーあーあー、黒雨さんの中でもフリーズ起こしてるんだ。そうだね。そうだね。そうだね。いや、同じセリフ言っても仕方がなかった。そうだね。じゃあどうすればいい? そうだね。ひょっとして書き続ける意味ないのかな? そうだね。え、ないの? そうだね。じゃあなんで黒雨さんは書き続けるの? そうだね。そうだね。そうだね。

 そうだね。そうだね。