『遙かなる波濤の呼び声(上・中・下)』

『遙かなる波濤の呼び声(上・中・下)』五代ゆう富士見ファンタジア文庫富士見書房
   
 ISBN:4829126019 ISBN:4829126140 ISBN:4829126264
 
 『遙かなる波濤の呼び声』。結構前から積み読でした。ようやく切り崩せました。っていうか中巻だけ持っていなかったのを手に入れたんですよ。結構苦労しました。五代ゆうは、最近に小説をちらほら見かけるようになりました。結構前に『<骨牌使い>の鏡』を書いてからしばらくどっかいったと思っていたら、角川ホラーから書いてました。
 『遙かなる〜』の内容は、真っ当なファンタジーです。ギャグも萌えもないです。作家性にそれらが含まれていないし、国産のファンタジーブームはとっくに過ぎてますからね。
 『はじまりの骨の物語』や『風の白猿神』といった歴代ファンタジア大賞作家(『12月のベロニカ』の貴子潤一郎はのぞく)はちょっとこだわりあるので。
 あー、でも『<骨牌使い>の鏡』は読みたいなぁ。あと、五代ゆうの傑作は、公式サイトにアップしてあって、ドラゴンマガジンに掲載された(未文庫化)の『鑑定士レオン』とかいうタイトルの短編だと思います。