「CASSHERN」

CASSHERN
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 最悪。やっぱり。
 うすうすダメ映画と思っていたけど。本当にダメだった。
 CGを売りにしている割には下手。なんかね。見に行った奴と話していたんだけどFF6だったね。っていう位。今時SFCですかというそんな浮いている感覚。
 内容でも、伝えるべきテーマがうろうろ揺らいでいるんです。なんか最初の方で、テーマっぽいものを打ち出しておきながら、だんだんとそのテーマがずれていく。だから、最後の方で感じたのは、終わりのタイミングを逃してだらだら垂れ流している感じ。構成が下手なんです。映画として。
 んで、本当にキャシャーンである必然性がなかった。オリジナルで物語を作れないからどこからか物語を借りてくるしかないっていう印象。映像を作ることしかできないから、物語は借りてくる。そんな姿勢が見受けられた。
 映像という観点から見ても「俺はPV作っちゃう人だからこんなかっこいいカメラワークできちゃうぜ」という意図が見え見え。ぶっちゃけるなら、そんなカメラワークいらない、っていうシーンが結構あった。素直に言うならカメラワークも下手だった。なんか監督に「映画だよ、これ?」と言いたくなった。
 すごく眠かった。体調も悪くなったし。熱出たよ。本気で日本の映画が腐っていることを実感できる作品だね。あはは。