『二分割幽霊奇譚』

『二分割幽霊奇譚』新井素子講談社
  ISBN:4062002248
 あー、新井素子はすごいね。
 っていうかこれ書かれたの、黒雨が生まれた年なんだよね。
 ひさびさに実家の本棚漁っていたら、なつかしいものが出てきてぱらぱらめくっていたら引き込まれて読破。
 同人ヲタくさい設定が見え隠れしているけど、そんなのを払拭する突飛な設定のおかげて、ものすごい面白い。
 新井素子の文章を読むたびに、彼女はキチガイなんじゃないかと思う。実際、エッセイを読んでいてもまともな人間の思考パターンであれが形成されるとは思えない。
 なんだ。うらやましいぞ、をい。
 
 あー、なんかホントに読んでてすっきりした。これだけで実家に帰った甲斐があったと思う。