『ステーシーの美術』

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 いや、そういえばこれだけ好きなのに筋肉少女帯のCDに一切触れてないな、と思って。
 メジャーデビュー後の筋肉少女帯のメンバーはバンドとしてほぼ完成に近づいている。なんだっけ。第何期メンバーだっけ。そこら辺詳しくはキーワードリンクたどれよ。載ってるから。
 筋肉少女帯は、ビジュアル系バンドの先駆けです。ただ、数あるビジュアル系バンドの歌詞と決定的に違うのは、そう、そこに徹底的に馬鹿な形で“自分たちを貶める”側面があるという点なのだ。その感性や、独特の世界観によって、筋肉少女帯という現象は裏打ちされている。
 そして、その音楽性の高さにも着目したい。音楽性の高さが無いことには、この歌詞だけが先行して破綻してすぐに終わってしまっていただろう。サウンドが裏打ちしている。ああ素晴らしい素晴らしい。
 そして決定的に頭がおかしい。そこが、素晴らしいんじゃないか。
 
 このCDに置いては「リテイク」とか「銀輪部隊」のクオリティーの高い馬鹿が最高です。大槻ケンヂの慟哭も初めて聞いた当初は本当に震えた。ただ、一回「ナゴム全曲集」の大槻ケンヂ(モヨコ?)のボーカルを聞いたら、なんかそっちが凄すぎる印象があって、今となっては慣れたのか。慣れてしまった事に残念さを覚える。
 
 なんで急に筋肉少女帯かというと。
 http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=9054
 このニュースを見たからです。空手バカボンは絶対に買う。おそらくケラとたまも買う。きっとミンカパノピカも。ああ、夏が楽しみだ。楽しみすぎてどうしよう。本当にわくわくする。お金を貯めます。
 そんな、絶対ないと思っていたよ。ナゴム復活、なんてさ。ある意味伝説のままでも、よかったんだけれど、さ。