連休初日の行動原理

 とりあえず、3連休の最初である今日。休みを使って、本気で休んでやろうとずっと寝てたんですが、洗濯くらいはしようと思ったんですよ。
 
 んで、黒雨の家って、室内洗濯機置き場ということになっているけれど、蛇口がついてて、あと洗濯機からの排水用のパイプをさせる穴が床にあいてるというだけの、とても簡素なものなので、洗濯という構えもなく適当に作業ができるので楽なのです。
 
 洗濯機かけて空き時間にちょっと用事を済ませようと家を出る。
 クリーニング屋にいって、飲み物買って、近所のスパゲッティー屋へ。
 
 注文してから、料理が来ない。
 黒雨の後に入ってきた客の注文が通って食べ終わって、店を出るのをみてもまだ来ない。それどころかウェイトレスが不審げに黒雨を見てくる。それを全部無視して読むのは『片岡は夏のにおい』。野狐禅の竹原ピストルが書いたイラスト詩集。混み合う店内。片付かないなといらだって黒雨を見るウェイトレス。何か文句をつけてきたら一個も注文が来てないんだとキレよう、と決意して、ずっと本を読み続ける黒雨。
 もはや、これは勝負なのである。黒雨と店との我慢比べである。きっかけ一つで崩壊するバランス。向こうが「食べ終わったなら出て行け」と言ってきたら黒雨は即座にGOなのである。ただ、店側は未だに不機嫌な目で黒雨を見るだけという、消極的プランを選択してきやがった。黒雨の先述は、一心不乱に『片岡は夏のにおい』なのである。予想だにしないところからオチをつけてつなげていく、この言葉たちに夢中なのだ。『片岡は夏のにおい』なのだ。
 
 薄いので、時間をそれほどたたずに読み終わる。
 
 我慢はあっさりとやめました。
 店員に確認すると、オーダーをとってから厨房に通ってなかったと言ってきたが、明らかにお前注文取っただけで、黒雨を食後もなお粘っている客だと思っていただろ。たぶん。
 
 というわけで、兵糧責めにあった気分だった。
 城の回りを水で囲めば、食糧供給ができなくなるという、水攻めなんかありましたね。人間は水の脅威にはなすすべもない。
 
 家に帰ってきて、洗濯ものを干そうと洗濯機に近付いたら、なんかぺちゃぺちゃいうんです。足が。
 見てみると、部屋が一人床上浸水。洗濯機の排水パイプが外れ、洗濯の排水が部屋に広がって、大規模な水たまりを形成してました。
 
 足を安静にしようと思った3連休初日。
 黒雨は、ひとり水責めにあってました。
 
 水責めとかいって、わりと悲しい感じになったので、明日は憂さ晴らしがしたいので、誰かつきあっていただけないですかね。もう、なんかどうでもいいんです。
 あと、部屋が水責めにあうの、2回目なんですよ。1回目は、風呂の排水がどうやら詰まったらしく、風呂の水を流してみたら、徐々に風呂の排水が部屋に浸水してきて、床上浸水状態になったことがあって、その時乾くまで放置したら水たまりだったところがカビになりやがった。という経験があるので、必死に掃除したんですよ。カビとか、アレルギーなんすよ。
 
 つーわけで、明日憂さ晴らしに、ふらりと高田馬場までは出るつもりなんですが、誰か何かないですか。足をつかわず水に関わらないことで何かあれば、是非黒雨まで。