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 というわけで、昨日は帰宅してから早々に意識を失うわけでもなく、部屋に到着したら最近本気で浮浪者の匂いがし始めたルームメイトが散らかしていた共有スペースの掃除とかしたりゴミ捨てをしたりして存外に時間を取られていました。
 そうしたら、なんだかどうでもよくなって就寝。
 
 という、あっけなくてオチも何もない日記上の表記でいうところの「4/4」ことホテルからの出勤最終日終了。
 
 あけて翌日のお休み。
 ゆるゆると夕方になってから目覚めて洗濯とかしつつ、平日夕方特有のニュース番組を見ながらメシ食ってたら大惨事。
   
「ヘイブラザー。マイ括約筋が何か言ってきやがるぜ」
「それは屁って奴だよ、屁。放っておけ」
「そうはいっても、こいつは……屁じゃない! 何か別のものが来てるぞ!」
「あわてるなよ、トム。出てくるといっても多少の実さ。ちょっと力を加えておけば大丈夫さ」
「そうか……そうだな。ただ、何かよくない予感がするんだ」
「大丈夫だって言ったろう? それに実とはいっても固体なんだ。多少の力さえ入れておけば大丈夫さ! おっと、来るぞ……」
「おい……これは、なんだ……?」
「屁の後に来ているこれは、実じゃない……のか?」
「来るぞ! 括約筋を閉めろ!」
「了解、閉めるぞ!」
「な、なんだこれは……液状化している……?」
「だめだ! 今は括約筋をゆるくしか締めていない! 固体だったら防げるが、液状化したものは防ぎきれないぞ!」
「急げ! 急ぎ閉めるんだ!」
「だめだ! 間に合わない! 屁とともに勢いよく出てきやがった!」
「ま、間に合わなかったというのか……」
「すまん……すでに尻から生暖かい感触が広がってくるぜ……」
「いや、よくやってくれたよ……まさか、あんな完全な液体が出てくるとは、な」
 
 
 ってちっとも、よくやってくれてねぇ。
 まぁ今書いた内容がおおむね当てはまる感じで、メシ食いながら家でニュース番組見てたら、屁とともになんか出そうと思ったら液状化したものじゃなくて、完全なる液体がブシャァと広がってきたよ。なんか泣きたくなった。
 涙を流してる暇なんかなくて、二次災害が広がる前に、さっそうと脱いだ僕は、来ていたものをさっそうとビニール袋へ入れ、トイレでケツを拭いてました。
 
 なんだこの休日。
 もう文明の中で生きる人間として何かだめだ。