ひとつところにいられない。
いや、秋葉原行ったんですよ。
サークルの後輩の分のCLANNAD初回限定版を予約しに。どの店で予約するのか忘れてしまい、そういえば連絡先を知らないことに気付いて大学へ戻ろうと思っていたんですよ。
そうしたら、あれです。キャッチです。
「あ、すいません。お願いします」
といって差し出されたチラシ。目線だけすこし向け、絶対に興味がなさそうだと断定し、黒雨は無視して歩き続けた。
「ちょっと、待ってください!」
その声も無視する。チラシを配っていた女性は黒雨の後を少し追いかけ続けながら、声を張り続けた。
「ち、違うんです! 違うんです!」
ちょっと待て。
そのセリフはなんか違わないか? っていうか「違うんです!」と叫ばれながら後を付けられる黒雨って、ひょっとして周りからものすごく嫌な目立ち方してないか?
いや、もうなんか宣伝用のチラシを抱えていなかったら、その場で警察呼ばれてもおかしくない情況だったんですが。
いや、無視し続けたんですけどね。だって黒雨さんには甲斐性がないから。
なんか昨日も飲んだのに今日も友人らとともに飲んでたよ! 金がもうないかも!