『現代たばこ戦争』

『現代たばこ戦争』伊佐山芳郎/岩波新書岩波書店
  ISBN:4004306140
 
 というわけで、参考文献です。
 この本は嫌煙者側にたって、たばこ戦争を俯瞰しているので、俯瞰といっても本当に絵画の俯瞰図のような行動です。つまりは描いている全体の枠組みは広いけれども、詳細な一点一点はマクロの視点で見ているので、禁煙言説の一種と捕らえてもいいんじゃね? 的な発想で卒論の参考文献です。
 あー。
 巻末のアメリカ政府の取り組みをまとめたコンテンツには救われてます。このおかげでだいぶ卒論が書きやすくなった。
 黒雨の卒論は『禁煙化する社会』です。黒雨は喫煙者ですが。しかもたばこに依存してますが。
 amazonのレビューではこれをきっかけにたばこをやめた人がいましたが、これを読んだだけでやめられるんなら最初から吸わなきゃいいのに。
 この本は、とりあえず事例をたくさん載せて説得力を高めようとしているので、喫煙の決意につながるかもしれませんが。黒雨はその事例に注目して卒論の参考文献にしてます。