アルバイター黒雨。

 黒雨さんは今日もバイトをしてました。
 なんか口調が攻撃的とか同僚に言われて傷つき、病んでいるとか言われて傷つきながらもバイトをしています。黒雨はいたって元気です。
 そんな中一本の電話。
 
黒雨「お電話ありがとうございます。中古本書店○○店です」
客「すいません、本が大量にあるんですけれど……」
黒雨「出張買取というサービスがありますけれど、本はどのくらいの量がありますか?」
客「息子が年齢にそぐわない漫画を大きめのリュック4つとかばんに隠してまして。そちらで処分して欲しいんですが」
 
 奥さん、ちょっと待ちなよ。
 思わず黒雨の中のみのもんたが出てきそうになったね。
 まぁわからないでもない。しかも、この奥さん、話しているうちに情けなさがだんだん募ってきたのか、徐々にクレームみたいになってきました。黒雨だってせつないわ。
 年齢にそぐわない漫画って言われましても。年齢にあっていても、それを読んでいるところを親に見られたら、死ねるよ? 黒雨だって死ねたよ?
 まぁそれが過去形なのはおいておくとして、なんか本当に悲しくなったので今日はおわります。
 
 あ、バイトでボーナスが出ました。6月から11月までの出勤時間(h)×20円。微妙にセコイ感じなのがいいよね。でもボーナスが出るバイトっていいよね。