スガキヤ。
Sugakiya。それは名古屋出身者にとって、憩いの場なのである。
中学、高校時代と足繁く通った懐かしい店。
小さい頃に、家族で郊外型のスーパーとか(アピタ・ユニー・ジャスコ・ダイエー)に行った時に、食事スペースにあるラーメン店。
そこで食べたソフトクリームを忘れられない名古屋人は多いはずである。
東京にはスガキヤがない。ないのだ。あの軒並みならんでいるスガキヤがない土地なんて名古屋人の住む場所じゃない。
ところが、とうとうスガキヤが出来た。早稲田通りに店を構えてとうとう今日オープンなのだ。というわけで、行ってきました。スガキヤラーメン。開店30分前から並んで。徹夜麻雀あけに。10人も。名古屋人魂である。というか開店直後に満席。きっと、10人並んでいるのを見て集まってしまったのだと思う。名古屋人効果。
でもあれだね。よくない。あそこの店は今のままだと1年で潰れる。スガキヤっぽくないんだもん。
なんと行っても店構え。こじゃれてる。
器が良くない。スプーンも違う。トレーがない。何よりもソフトクリームがない。スガキヤの甘味はこのページにあるように多彩なのだ。
喫茶店感覚ではなく、ラーメン店としてのスガキヤを前面に押し出した感じ。
でも、スガキヤのラーメンって美味かったか……?
なんていうか、いわゆるおふくろの味って、母親が作った料理の味だけど、母親が料理美味いとは限らないじゃんか。例えば黒雨の母親はみそ汁にゼラチンを入れた上すごく甘く作る。別にそれがマズイという訳ではないけど、一般的な調理法ではないと思う。でも、やけにその味が舌になじんでいる。だからその味を欲するのだ。
それと同じで、スガキヤの味が舌になじんでいるからスガキヤラーメンが食べたいのだ。美味いとか美味くないとかそんなのはどうでもいいのだ。早稲田通りのラーメン激戦区に作られても、ラーメンの味で勝負できるとは到底思えない。いや、黒雨にとっては美味しいんだけど。
でも食べたい。というわけで、スガキヤを応援します。とりあえず授業が始まったら昼飯食べに通う予定。
そうそう、昼飯。スガキヤって晩飯ではなく昼飯のイメージなんだよね。