日常が非日常化

 しているのかしていないのかは、よくわからないのだけれど。
 とりあえず思うことは、黒雨はもうそろそろエロ関連で日記を書くのはやめてもいいはずだということだ。
 つまりは、黒雨にとって世界が七色のエロに移るという現象は、もはや普遍化しているのであり、そんな普遍化したことをだらだら書いても何ら面白くも何ともないのだ。
 
 だって、どこかへ出かけたことを書くにも、右足を前に差し出して地面につけたのち左足を、とかえっちらおっちら描写しても誰が面白いのか。それを面白くできるのは、一握りの有能な作家でしかないのだ。面白くできるようなアイデアがなければ無理なのだ。
 
 というわけで、黒雨にとって世界がエロであるのは道理であり、もうそろそろエロから次の段階へ羽ばたかなくてはならない。
 さようなら、僕の世界。さようなら僕の日常。
 僕はもう一段、非日常へ向かうよ。
 
 
 ……
 あー、ところで、エロの次って何?
 グロ?