実録!臭気攻防戦<個人部屋編>

 今回は個人部屋編。
 まぁ臭いっていっても、人間住めば臭いですよ。しょうがないですよ。黒雨の個人部屋だってそりゃ臭いわ。でもね。
 
 はっきり言ってルームメイトの部屋が耐え難いくらいに臭い。
 部屋の臭いなんて窓をあけて換気すればいいと思った、そこのあなた。違うんです。本当に違うんです。ルームメイトの部屋に至っては、角部屋の家のさらに角部屋なので、窓がなんと2つあるんです。風通しがよいんです。換気なんてお手の物なんです。部屋が臭いとルームメイトに陳情したら、定期的に換気するようになりましたよ。
 でも、はっきり言って臭いまま
 
 原因はとりあえずはさておいても、なんか臭い。困る。臭い。助けて。臭い。
 入居して数週間後のこと。
 共有スペースには冷暖房器具がないんですが、ルームメイトが個人部屋の空調を共有スペースに引き込もうと、個人部屋のドアを開けっ放しにしていやがった。本気で耐え難い。
 なんかね、もう浮浪者なんすよ。臭い。
 入居して数週間だったので、「お前の部屋にアレルギーの原因があるせいか、耐え難いから開けっ放しにしないでくれ」「空調が二部屋ぶんだと許容量超えて電気代がかかるから禁止」とか、適当な理由をでっちあげて禁止しました。勝利。
 
 でも、ひょっとしたら、黒雨が前述の<前提>編の時に語った諸々の憤りのために、主観的にものを見ている可能性がなきにしもあらず。
 ここは実験が必要でしょう。Yes,実験。
 
 その後、友人各位が部屋に泊まりに来たときに、ルームメイトの部屋を少し空けて臭いをかがせてみるという実験をくりかえしたところ、客観的にも耐えられない臭いだと判明しました。
 どんくらいかっていうと、ルームメイトの部屋の目覚まし時計が鳴り出してうるさくっても、誰も部屋に入ろうと思えなかった位には臭いってことです。
 
 限界だ。
 そう感じた黒雨は、ルームメイトに懇願しました。
「お前の部屋が臭すぎる。とりあえず布団あたり原因だと思うから即日捨ててくれ」
 布団撤去大作戦。
 数週間後、業者により布団は回収されました。
 
 こうして布団撤去大作戦は大成功!
 撤去のために部屋に入った黒雨にもわかるくらいに効果が実感出来ました! 

 △before
 ガスマスクがないと耐えられずに思わず殺人を犯し発狂しそうになる腐乱臭
 ▽after
 ガスマスクなしでも、鼻で息をしないように心がければ、多少精神を病む程度ですむ臭さ
 見事です。改善の傾向が見られます。
 
 ただここで重大な問題が発生しました。
 ルームメイトの奴が、布団を捨てたから部屋の臭いはもうなくなったと勘違いしだしやがったのです!
 ちげぇよ!
 てめぇの臭いは布団が最大の原因だったが、その時に部屋に入ったときに、こないだ服をつるすために買ってきたハンガーラックにかかってる、何年もクリーニングしてなさそうな5年くらい着っぱなしで夏でも着てるから相当汗くさくて薄汚いジージャンに代表されるくらいに服がことごとく臭い上に、まだまだ臭い部屋で部屋干しするせいで臭さが洗濯物に移って何度洗濯したところで結局全部が臭くなっていく悪循環なんだよ!

 
 この叫びを届ける気はありませんが、ルームメイトのお気に入りにこのサイト入っているんで(というか4年くらい前に黒雨が入れた)、いつかは届く日があるかもしれませんね。はは。
 
 ちなみに、ルームメイトの部屋の現状は、おととい泊まった、友人氏によると。
「前の部屋にも何度か泊まった時からドアを開けた瞬間に臭いがあふれてきて臭くて散らかっていたが、当時よりは臭いはマシになっていた気がするけれど、今回ちらっとみたら当時を超える汚さだった
 名言をありがとう。受験うかるといいね。
  
 とまぁ、この状況のせいで、こないだの日記の<前提>編にある項目「個人部屋が臭い」「掃除は黒雨がやる」という結論が導き出されるわけですよ、お兄さん。部屋が臭くて耐えられなくて掃除の出来ない無能に共有スペースの掃除ができるはずがありません。家事だけでない無能エピソードは割にあるんですが、また別のお話。
 
 結果……黒雨がルームメイトをいろいろ諦めたことにより敗北。