実録!臭気攻防戦<共有スペース編>Battle.2

 予告とタイトルとは大幅に違う事態になってきましたが、片づけ程度に表題の通り。
 
 臭気攻防戦<共有スペース編>。
 こちらですが大幅に適当に怒りをぶちまけつつ書くと、臭いんですよ。奴。あいつ。なんか。奴のうしろを通ると腐った臭いがする。毛根が腐ってるのか不思議な臭いで共有スペースに関所が作られてて、後ろを通るのに躊躇うくらい。
 何これ。死体じゃなかったの?
 
 というわけで、黒雨はルームメイトが部屋にいるとき限定で共有スペースの窓を開け換気扇を回し、ファブリーズを部屋中(特にルームメイトのいる地点を重点的に)振りかけるという嫌がらせを発動して、なんとか友人に【自分が臭いのでは?】という疑問を感じていただこうという算段。
 
 結論、失敗。
 なんかファブリーズが降りかかることをいやがる程度の効果しかなかった。
 
 負けない。
 
 ひっきりなしに奴が共有スペースにいる間だけ窓と換気扇をあけ、ルームメイトが個人スペースに入ろうとするそぶりを見せた瞬間に窓を閉めと換気扇を消すという動作を繰り返していたら、パブロフの犬でもようやくわかるのか、あいつは部屋にいる時に窓をあけて換気扇をかけることをするようになりました。
 でも、部屋に戻っても換気扇つけっぱで窓あきっぱ。どうも【ルームメイト自身が臭い】という事実から目をそむけている。あんなに臭いのに。2日連続風呂はいることがめったにないくせに。
 ルームメイトの部屋のまわりにだけ消臭剤をおいたりしてみた。黒雨が帰宅したときに共有スペースにルームメイトがいたら、まず顔をしかめてハンカチで口と鼻をおおって窓を開けて換気扇をつけるとかもした。そして「くっせ」とつぶやく。
 
 結論、失敗。
 関係が険悪化してルームメイトは、黒雨が家にいると部屋にこもるというパブロフの犬になりました。
 
 ルームシェアの関係構築って難しいっすね。