最終通院
というわけで、通院が終わって完全に松葉杖が取れたんですよ! おめでとう黒雨!
でも、完治してない。
というのもですね。黒雨さんは骨折とだけ述べてきましたが、べつに骨がボキッと二つに割れたとかそういうんじゃないんです。ひびが入ったとかでもないんです。
実は剥離骨折とかいう奴で、なんか足の甲の骨と骨とが剥がれてたんです。
危うく、手術して足の中にボルトを入れなければならなかったところだったんですが、剥がれた後に元のさやあたりに戻りやがりましてね。フランケンになる必要はなかったと。一回浮気して戻ってきただけと。シュタインにはなりたくないから、モトサヤに戻ろうとしやがったわけですよ。たった一回剥がれただけだからと。
でも、その一回の浮気がかなりの痛みを伴ったというわけなんです。
関係修復のため、じっと我慢して、じわりじわりとお互いの溝が埋まっていくのを待つわけです。ちょっとずつちょっとずつ、一ヶ月かけて繋がったんです。
そこで足を踏み出した訳です。でも一回剥がれた軋轢は簡単には修復できず、ぎこちない歩みしかできないと。誰かの補助を必要としながら、ゆっくりゆっくり歩んできたと。
そうやって元通りくっついたかと思えたんですが、いざっていう時に走り出せないんですよ。やっぱり一度剥がれた影響は色濃く残るんです。少なくとも半年は影響するんです。
え? 何の話かって? 要約して言うなら、黒雨は松葉杖なしで歩けるようになったけど、走れるようになるのは2月のこと、っていう意味なんだけど。