『さらく〜る(1)(2)』
『さらく〜る(1)(2)』みた森たつや/マンサンコミックス/実業之日本社
ISBN:4408168262 ISBN:4408168335
今日、ふらっと近所の本屋に行ったらあったよ。新刊。
っていうかこの町の本屋はなんであんなに品揃えが偏ってるんだ。付近住民の趣味に不安を覚えますが、まぁ黒雨がそれを楽しむんだから文句ねぇや、というわけで、みた森たつや。
正直に言えば、ここまで話を作ってくるとは予想してなくって驚きました。
現代日本っぽい舞台にすむ主人公のもとに、魔法の国エルキスから女がやってくるという、ありがちな設定なんです。
ただ、この設定をわりとガチでバックボーン含めて取り組んじゃってます。すごいね。案外こういうジャンルでも書き込むものなんだ、と。
その点いまコミックメガストアで掲載しているシリーズは、十分に遊んでるよね。なんだっけ。あれ。「小池田さんと遊ぼう!」か。遊んでるよね。そういうタイプじゃなくって、この話は後書きにあるゆおうに、読み終わった後にもう一回読み返したくなる話にしたい、っての頷けますな。正直、一巻読もうと思った時、期待してなかったし。
読んだ後は、なんかねぇ。面白いっちゃ面白いって感覚で好きな漫画家なんです。お約束の積み重ね。王道は大事なんです。王道も積み重ねればオリジナルになるってことだね。全体が王道的なのに異色な作風と感じるのはそのせいだろうか。それともただギャグがお約束なだけなのか。
とりあえず、次の新刊とか待つ。連載は追い切れないなぁ。