『緑の午後 おいしいコーヒーの入れ方Ⅴ』
『緑の午後 おいしいコーヒーの入れ方Ⅴ』村山由佳/集英社文庫/集英社
ISBN:4087475867
このシリーズで一つ言えることは、感想がすべて「恥ずかしい」の一色だってことなんだ。
あー、もう恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい。
なんていうか男の読者ならわかるだろ、あ? 村山由佳がなんで直木賞作家なのか、未だによくわからないんですが、境界作家と呼ばれるライトノベルと一般書籍という境目にいる人ですよねそうですよね。
うわ、文体とか崩れてきた。だってあまりにも恥ずかしすぎて。なんていうか少女漫画で男主人公を描いたらこんなんになるんじゃない?
あー。ならないか。最近の少女漫画は案外すぐやっちゃうし。
なんというか展開が遅いので、いつ完結するのか、って思っていたシリーズも、こうやってみると案外進んでるね。なんだ、時間だけ進んでるのか。
そう思うと、リアルかもね。ほら、現実世界、時間が進んでも人間ってそんなかわんないって。
でも、こんなに「ピュア」な人間とか黒雨の周囲にいたら多分蹴り倒したくなってるというか蹴り倒してると思いました。なんだ、そう思ったらリアルな感じじゃないな。
まぁ、あれ。夢見がちな方の少女漫画的な小説ということで一つ。
えいいち。が「おいコー」をすすめてきたのは十分分かる。
なんだかんだで読むのが(恥ずかしくって)辛いシリーズですが、結構気に入ってるシリーズです。うわ、黒雨のキャラとして恥ずかしいカミングアウト。
あ、でも橘裕の「Honey」既刊全巻持ってるあたり、気にしなくていいのか気にした方がいいのか。
誰かヘルプ。