『親愛なるものえ』
『親愛なるものえ』高橋敏幸
ASINがないんです。インディーズとはいえ、この一個前のアルバムはあるんですけどねぇ。
http://bridge-inc.net/catalogs/ozdisc/ozd014.html
http://www005.upp.so-net.ne.jp/ozdisc/catalog/data/ozd_011_020.html
(二番目のリンク先はOZD-014を参照)
んで、黒雨が紹介するにしてもこの高橋敏幸が誰なのか、イマイチわかんないです。amazonの検索結果でタダダートリビュート「私服刑事」(ASIN:B00005HPTR)というオムニバスを見つけたのですが、この中にちゃっかり入ってるんですよね。んでこのオムニバスに向井秀徳とか小島麻由美とかいるんですよ。なんのコンセプトで組まれたのかわからないんですが、高橋敏幸も入ってるんです。誰だろう。
いや、バイト先のブックオフの一番安いコーナーに置かれることになる商品の中にあって「今買わないと一生このCDとは巡り会わないな」というインスピレーションから買ったんです。実際その通りだと思う。
んで、高橋敏幸の曲はつまり精子です。精子。
歌詞がぶっ飛んでる。サウンドはアコギをかき鳴らしててベースとハーモニカとドラムのバンド形式っぽくしてあるだけであとは高橋敏幸の歌声が全て。歌詞が全て。発想が全てなんです。
例えば「蚊の泣くような唄」という曲の歌詞。
(聞き取り不能)
以上。本気で聞き取れなかったりする。ぶっ飛びすぎ。
あと「フニャフニャ赤ちゃん」という曲が凄すぎる。
フニャフニャ赤ちゃんフニャフニャ赤ちゃんフニャフニャ赤ちゃん
バブー。パパ、ママ、ワンワン、ブーブー、マンマ
という出だしはめっさ裏声。なんか可愛らしい歌かなとか思えば精子・高橋は決してそんな事をしない。
「オギャーオギャーオギャー」
「うるせえなこの野郎! こいつさえいなければ! こいつさえいなければ!」
「こうしてやる! こうしてやる!」
「やめてあなたー!」
……ね?
このぶっとび感が最高にすげぇ域まで逝ってるのです。もう歌詞もそうだけど歌声が。歌声に籠もっている何かだけでもうお腹いっぱいになるんです。
最後に「アストラル核融合(マウントフジセックスフェスティバル)」を引用してしめます。この引用は意味がわからないと思いますが、これを本気で歌えるのが高橋敏幸って奴ですから。
ゲロッパゲロウラップワッチュニードソウルパワーゲロッパゲロウラップ魂ウーウーライクアライクアライクアライクアライクアセックスマシーンベイベベベベベベベイベーウー
永遠にまぐわり続ける機械のように最高の気持ちだあああああーベイベー
ア イ フ ィ ー ル グ ッ ド ぷはあ
……なんだろう、この無駄な高揚感。