「ライトノベル」との距離感 前説

 最近、薄々と分かってきた。ライトノベルと呼ばれるジャンルと黒雨の間の距離感が。
 その事に触れるにつれ、まず黒雨のライトノベル遍歴について、自分のためにも整理したいと思う。
 
 黒雨が本当に初めて現在ライトノベルというジャンルについて触れたのは、中学2年の頃(1996年)、クラスメイトに借りた『セイバーマリオネットJ2*1』だった。
 そこから黒雨が次に手を出したのは、1996年当時の新刊──ではなく、1996年当時にブックオフで100円で売られていたものへとシフトする。
 ブックオフバイトした身だからわかるけれど、現在なら売れ筋のものが出てきているからまだしも、数年過ぎたら回転が目に見えて遅くなるため、年度で切って100円に落としている。当時だと、おそらく内容問わず、年度でどんどん落としていてくれたんだろう。金のないガキにとってはとてもありがたく色々読んでいった。
 こういう買い方をしていた理由は単純明快で、当時の近所の図書館にはコバルト系くらいしか置いてなく、黒雨の当時の小遣いが700円だったので一月5冊は買いたかったから。
 ともかく、メインを近所の古本屋にしつつ、新刊にも手を出していき、黒雨の現在が出来上がっていきました。ジャンルも何も考えず安いという理由で古本屋で買い漁り、残った金で新刊を買うというスタイルの繰り返しで、高校生活を過ごしつつ、大学に出てからも変わらぬ生活をして今に至るわけです。
 まぁこんな奴が今の「ライトノベル」って奴とどんな距離感を感じてるかってのをちょっと書きたいので、前提としてまぁ誰も読みたがらない黒雨の読書歴っぽい文章をちょっと書いておきますよ、という事で。GW中にちょっと文章に纏めておきたいなぁ、とね。ほら、暇だし。