『特ダネ三面キャプターズ(1)』

特ダネ三面キャプターズ(1)』海藍/MANGA TIME KR COMICS/芳文社
  ISBN:4832275631
 今ようやく納得がいったんですが、デザイナーがねこねこソフトの人だったのですね。なるほど。いや、納得って言葉もおかしいんですが、なんかひっかかることがあって、ちょっといろいろ調べただけなんですが。
 
 それはそれとして、これ単行本になったんですね。「トリコロ」が、電撃大王に移ったから、いやどうしたものかと思って。んで、これは1巻となっているけれど、2巻が出るとは限らないので怖いですよね。「トリコロ」が、まんがタイムきららを引っ張って、萌え4コマ部門で芳文社を支えに支えた実績を考えると、出ると期待していいんだろうけれどさー。
 
 だけれど、こないだ「太田虎一郎化計画」(太田虎一郎公式サイト)を見たら、「かるき戦線」の2巻は出ないらしいんだよー。
 確かに、この方向に育ってきたきらら系にはきついのかもしれないけれどさぁ。それでも需要は……うーん。ドキドキ対決はやはり宇則世本のものだし、宇則世本はそりゃあまぁ好き勝手にやってた気もするからなぁ。
 
 さて、振り返るとまったく「特ダネ三面キャプターズ」の感想ではないというこの事実。
 しょーがないので重い腰をあげて書くとするなら、ようは「トリコロ」の学校版ということでいいだろうか。
 海藍の「トリコロ」は、メインキャラクターが高校生であるから、学校のシーンも多いが、「学校生活」ではなく同級生による「家族」がテーマなのだ。
 それが、こちらの『特ダネ三面キャプターズ』では、メインテーマとして「学校生活」が描かれている。それが如実に表れているのが、帯の宣伝文句『ずっと高二(幸)』であろう。
 
 それはともかくとして、黒雨はこの表紙よりも「まんがタイムきらら」や「きららキャラット」に掲載されている、単行本の宣伝の方がデザインとして好み。手前にフィルムを置いて、大胆に空白をつかったあのデザインの広告を見ていたので、この表紙を見たときに思わずスルーして気づかなかったし。
 
 まぁそんな感じなんですよ。ええ。あとは、まんがタイムラブリーを追いかけましょう皆さん。