『夜は短し歩けよ乙女』
『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦/角川書店
ISBN:9784048737449
えーっと、さっき書いて消えたので、なんかどうでもいい気がしてきたんですが。
とりあえず書きます。んで、これ、2月5日に手帳に書いてあるやつなので、文字におこすだけなら繰り返しいけるっつー寸法ですな。
基本的には片思いしてるストーカーの話。
視点をストーカーされてる黒髪の不思議ちゃんから描いたりストーカー側から描いたりと、視点をくるくる変えながら、それぞれの主観から物語が描かれていく。その視点から見る世界は、現実なのか、登場人物による妄想の産物であるのか、読者には判断する権利もない。義務もない。
境界線なんかはどうでもよく、世界ごと含めてファンタジーと化していく世界にただただ、触れるだけでよい。そこにちりばめられた要素要素に触れるだけでも、至福の時間を味わえるのだから。
ひさびさに至福の読書体験と呼べるものをした気がします。