『新興宗教オモイデ教外伝(1) 桜月事件〜祓除探偵「Z」の冒険〜』
『新興宗教オモイデ教外伝(1) 桜月事件〜祓除探偵「Z」の冒険〜』原田宇陀児/ガガガ文庫/小学館
ISBN:9784094510027
読み終わって後輩が話していた感想に完全に同意だったので、黒雨が特筆すべきことは何もないんですが。
『新興宗教オモイデ教』にあった、あのオドロオドロしさはどこに?
なんというか、『新興宗教オモイデ教』に影響を受けた『雫』へのオマージュを『新興宗教オモイデ教』の看板使ってやっている、という後輩の意見がもっともでした。その通り。
『新興宗教オモイデ教』に思い入れなく、普通のライトノベルとして読めば、それなりに楽しく読めたと思いますが、大槻ケンヂならびに『新興宗教オモイデ教』へ思い入れがあってあまりあるのです。普通に小説を読む感覚で読めません。
ただ、最後の最後で、耵山久と妹尾いちごをああいう関係として描かせるのは予想外でした。