痛恨のミス:筆記試験編
●某出版社
筆記試験を受け、浜松町へと急ぐ黒雨。13:30から説明会兼筆記試験が。
とあせり、試験会場へ。
は?
目を疑った黒雨は、結婚式が行われているのを目撃。
ああ、やっぱり結婚式の裏で友人たちが着飾りながらうわさ話にもりあがっているなぁ……じゃなくて。
筆記試験は? え、どういうこと?
フロントに問い合わせたら、今日この会場ではそんなものないと。結婚式が6件あるだけと答えられ、携帯版リクナビにチェックを入れる。
あー。
日程待ちがえた。本来は4/27だ。
というわけで、形見狭そうにひょこひょこと家へ逃げ帰り、やさぐれながら麻雀打ちたい病を発症させてラウンジに向かう黒雨がいたのでした。
あー、ごめん。なんかいっきに眠くてもう文章とか終わらせる気にしかなってないわ。
『赤頭巾ちゃん気をつけて』
『赤頭巾ちゃん気をつけて』庄司薫/中公文庫/中央公論新社
ISBN:4122000068
読んだきっかけは佐藤友哉。
「新現実」のあおり文に庄司薫の名が出ていたので、読んでみたかったのだ。
んで、黒雨さんは庄司薫を読んで、結構気に入ったのですが、そうではなくてね。
角川の「新現実」で佐藤友哉を担当した編集は無能なのかと思った。
たしかに、庄司薫の作品に、佐藤友哉らしさはあるけれど(本来は逆の順番であるべきだが、あえてこう語る)、本質が全く違う。
表面だけを比較したら、似ている要素はかなりある。でも、人間の個体差以上のなにかが、佐藤友哉と庄司薫を決定的に割っている。
それは、時代ではない。確かに両者とも「時代性」の現れる文章を書いていて、それも妙なパロディを持ってくる人ではあるけれど、内容に抱いている感情が、本当に違う。
上辺だけで語るのなら、あれだけ時間差が開いておいて、両者の各文章の系譜が同じであるのは何故なのか、という疑問から切り口に考えていっても良いかもしれない。