幻惑の天帝妖狐と使途

 日の目をみることもなく、梅雨入り真っ盛り(挨拶)

 というわけで、あいかわらずの黒雨さん。
 今日ひさびさに、去年授業が一緒だった友人とすれ違いまして。
 すれ違いざまに、友人が、
「おう、黒雨。死にそうな顔してるじゃん」

 …………

 え? まじ? あれ?
 今日俺はバイト休んで秋葉に行って、巫女みこナース売ってきただけじゃん。あれ? それがまずかった? 俺の半身って巫女みこナース
 というわけで、黒雨さんの半分は巫女みこナースで出来ている模様。死ね。

 まぁそんなこんなで髪の色またいじったんですよ。
 色々あったんですよ。
 やっぱり嘘ですが。
 赤からオレンジへ。
 髪の色が明るくなるにつれ、俺の顔色は暗く。
 光に輝く髪に、表情は全て隠れる。

 もう、目に光はない。