『神菜、頭をよくしてあげよう』
『神菜、頭をよくしてあげよう』大槻ケンヂ/ぴあ
ISBN:4835600975
新潮文庫から出ている奴によくあるようなコンセプトを持ったものではないエッセイ。内容はオーケンのエッセイ。それ以上に何も言う必要はないだろう。
久しぶりにオーケンのエッセイを読んだのだけれど、読んでいつも思うのは、本気で遊ぶために知識を詰めたい、ということだ。
今回のエッセイでも、黒雨の頭にはインプットされていない固有名詞やらなんやらがでていて、知識欲がわいてくるのだ。なんか。よくわからない欲求にまみれてくる。
勉強ではなく学習欲というのか。学習って言っても学問ではないんだけど。なんだろう。なんかこう、憧れ。憧憬。
人生を生きる上で、ふっきれてみたい。黒雨自身がいつふっきれるのか分からないけどね。それを念頭に。