『オーガストファンBOX』
『オーガストファンBOX』/オーガスト
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あー、以前『月は東に日は西に』を酷評した黒雨がなんでわざわざ『オーガストファンBOX』に手を伸ばしてしまったかというと、そりゃ登場人物が嫌いじゃなかったからです。それでファンBOXといえばエロだろ? ヒャッハー!
完。
何はともあれ、オーガストファンBOXで、「はにはに」以前の2作品の情報を知ったんだけど、どっちかっていうと前2作の方が面白そうですよ? コンセプトとしては「はにはに」より真っ当な気がしますよ?
だってさ。「はにはに」はゲームコンセプトを振り返って、ゲーム開発意義が何処にあるのか全くわからない代物だったですが、プレイヤーをキャラクターに傾倒させる能力はそれは素晴らしいものがあるのですよ。オーガスト人気はキャラクターにのめり込ませたオーガストの勝利。
でもつまり、ただキャラクターが居ればそれでいいっていう話でしかないんじゃね?
というわけで、キャラ萌えさすために前作をリメイクするのと大差がないんなら、あえて開発する意義がないとも思えます。
だって、こんな性格の人間が現実世界にいたら殺しても情状酌量の余地はあると思うくらい気持ち悪いキャラだと理屈では思うんだけどさ。でもさ。あるじゃない。
あー、どうでもいっかー、って思える瞬間。
黒雨にとって「萌え」っていう奴の感覚はそういうことなんです。なんかどうでもいいっす。どうでもいいからオーガスト作品やっちゃうっす。
つまんねー! でもどうでもいっかー。このキャラ居るし。
そう、この感覚。この感覚の対象はエロゲーにしかない。諦めにも似た気持ち。エロゲにしかないならそれでいいじゃん。もうどうでもいいじゃん。
「あー、もう午前8時だー。どうでもいっかー」
そう呟きながらエロゲーやっててもいいじゃん。
だから黒雨は夜寝れなくなりました。もうどうでもいいじゃないですか。