僕を動かそうとして心の奥でうごめく俗物

 はい、というわけで。教育実習事前ガイダンスから帰ってきた黒雨です。
 教育実習後、学校で履くための上履きを買って、運転に興じていました。
 
 黒雨の実家は、名古屋なのですが、最近地下鉄がぼこぼこ出来ているんですよ。んで、実家の様子がかなり様変わり。見物のために、名駅まで運転するついでにふらふらとドライブがしたかったという事で。
 まぁ実家の交通の便が良くなりましたね。地下鉄で。うん。なんか一部変わっていた。実家の最寄り駅は、駅から半径20メートルのところだけ変わってました。
 た、大差ない。
 なんか大きく変わっているようでよくよく考えると大差ないっ!
 
 あー、あと前中学校があった方へ。黒雨さんが卒業した中学校は、地下鉄の駅を作るため移転したんです。さすが、名古屋市営地下鉄名古屋市立の中学校は移転できますよね、そりゃあもう。
 なんというか大幅に変わってた。なんだあれ。あの区画だけタイムスリップしてないか。
 というか、変わっている部分が本当に駅周辺くらいで、前にあった古くさい部分がそのままなので、ものすっごい違和感。そのうちなじむんだろうけど、どうもなぁ。
 
 というわけで、無駄に寄り道をして、新幹線へ。
 東京駅に着いたとたんに、黒雨はよくわからない衝動を感じる。
 我慢なんか出来ない。衝動には屈するべきだ。それが衝動というものの存在意義だから。
 だから、黒雨は高田馬場へ向かう。
 高田馬場で改札を抜け、まっすぐに向かうは僕らの聖地新宿書店へ。
  
 うん。なんかね、唐突にエロマンガを読みたくなったの。それもものすごくくだらない内容の。どうしようもないくらいに。
 完膚無きまでにどうしようもないくらい、くだらなくて、それを読んでいる自分がくだらなくて。
 うん。満足。
 
 ……何も言わなくて良いから、君たち。