教育実習

延長戦

教育実習先で、実はメルアド晒したんです。携帯の。まぁ全然メールのやりとりなんかしてないんだけど、一ヶ月くらいぶりにメールが。 マジ本気の予言です。後2、3日で地震が起こる。逃げる準備と心の準備をしておきましょう。 ……オマエはいつ予言者になっ…

注意書き

この日記には先生の名字らしきものが書かれていますが、全て偽名です。仮名です。わかる人にはわかる程度のものですが、わからない人にはまったくわからないようにしてあるのです。 この話はフィクションだったらよかったのに、とたまに思います。

色紙の書き込みにツッコミを入れてみないとね。

・オレとどっちが早く童卒できるか勝負ダァ〜!! 大きなお世話だ。 ・短い間 Thank you very ●m●uch あんさ、英語の実習生だから英語使おうとしたのは良いけど「much」を書き間違えすぎ。塗り潰すな。いいから。 ・ただ生きるのではなく善く生きよ! 黒雨が「…

第10話(最終話):めー

朝から余裕はカケラもない。そうだ、カケラすら余裕を持っていない。 まず、昨日の台風でスーツが乾いていない。軽く湿った程度なので我慢して来てみる。 ……ウェストが、きつい…… どうやら、スーツが縮んだ模様。余裕がカケラもない。いや、そんなことじゃな…

第09話:嵐が丘

台風6号ことディアンムー。 その猛威は名古屋にも及んだ。 つまり何が言いたいかというと。 休校。 休校? あれ、今日って研究授業とかなかったっけ? あったよね? 中止? あ、中止っすか。 そうなると、もしかしてあれですか。指導案1から書き直しですか…

第08話:逃亡と兎望

ウサギが望むものは逃亡であり、ウサギはウサギであるが故に走り抜け、誰も残らない。 教室には一人だけ。黒雨の一人だけ。 言い渡されているのは、掃除。大掃除並みの掃除。 汚い教室。取り残される黒雨。逃げた生徒。適当な生徒。形式的になされる掃除。逃…

第06話:有象左往

あ、はい。今日はHR担当の10組でずっと試験監督ですか。実力テストの。はい。わかりました。教科担当の吉岡先生に伝えておきます。はい。それでは。 あ、吉岡先生。今日はHRクラスでずっと試験監督という事らしいんですけど。え? そんなはずはないだろう…

第06話:就寝活動

ん? ああ、なんだって? あ、そうか。今日の教育実習がどうだったかだって? 暇。 暇なんだよ。暇だったの。え? 教育実習が暇っていっても何かあっただろうって? そんなこと言われてもな。 昨日、黒雨は吉岡先生に「フリーだから。あれでもやってて」と言…

第05話:強靱な狂人

今日の名言:「そこ、間違ってますよ」 掃除の時間。 化学の実習生が、黒雨がHR担当しているクラスの業後講習をせがまれて、掃除後に行うことになり、その伝達をして、掃除。 掃除の担当生徒、化学の実習生に群がって「青少年育成条例」とかそんな話をしてる…

第04話:ぷにょぷにょ

今日の黒雨先生の名言「いや、俺そんなに大きくないから」。 あ、なんかこれで今日の日記が終わってもいい気がしてきた。どうでしょう。どうですか。なんか自分で言ってて悲しくなってきたんですが。 あと、数学講師の坂木先生。担任になったこともなく、授…

第03話:気の緩み、君湯飲み。

私立A高校。 そこに在籍する生徒は、中途半端なヤンキーかぶれ、中途半端なインテリくずれ、ヲタの三種類。 これは、前置きに必要なことだと思うんだ。 今日も、黒雨は授業をし続ける。授業自体に馴れてくると、余裕を持って「塾講モード」を発動することが…

Bパート

というわけで、黒雨です。 口語体にチャレンジしてみようとしたら、すこぶるダメな文章になったんですが、消すのももったいないんで放置。放置更新。 そんなことばっかやってるから、アクセス数が減るナイスな日記でいいじゃないですか。 んで、今日は頑張っ…

第02話:終わりのクローン精製

見えたのは光でも希望でもそんな正方向のベクトルのものじゃない。いつだって負の方向だ。これは視力以前に概念の問題だ。黒雨の脳には負の方向でしか概念が存在しない。そのほかの概念は一概にこう呼ばれる。 −−「敵」と。 初めて集団で授業を行うんでさぁ…

Bパート

というわけで、黒雨ですがな。 いや、デザイン変えるだけじゃなんだから、文体変えてみたら、酷い出来っすね。黒雨って文章力ないからね。いつもと変わっているようで全く変わらないの。はは。 努力はしたんです。でも、ここにかけるべき努力はもっと別に廻…

第01話:そこに世界はあるのかと問う。

私立A高校。見た目が全く変わっていないその校舎に足を踏み入れると、大したこともない威圧感が高校内を取り巻いていた。 なんだ、大したことねーよ。緊張して損したっつの。 心の中でぐはぐは笑いながら、控え室へ向かう。 き、きたっ! 無言のプレッシャ…

第00話:準備はまったく届かない

ええっと。教育実習への準備とかしなきゃならないですよ。ええ。教案とか。でも、あの。上のようにねちゃったからね。無理。ああん。

連載予告編:先の見えてるプロローグ

朝目が覚めた時には、どうしようもないくらいに眠かった。やる気を失いつつ、スーツに着替える。 準備が整ってしまった。行かなければならない。 僕は、母校であるA高校へ向かい、実習のガイダンスの会場に到着した。 プリントに、実習生の名簿、担当教員名…

僕を動かそうとして心の奥でうごめく俗物

はい、というわけで。教育実習事前ガイダンスから帰ってきた黒雨です。 教育実習後、学校で履くための上履きを買って、運転に興じていました。 黒雨の実家は、名古屋なのですが、最近地下鉄がぼこぼこ出来ているんですよ。んで、実家の様子がかなり様変わり…