■
たばこ屋の前にある自販機の前で、吸ってるたばこの銘柄があるか確認していたら、たばこ屋のおばさんにライターを貰いました。黒雨です。
業を感じる生き方。
一限に出てきました。
そしていつものように大学近所の友人(id:kabuni)の家に行く。今日はなんというか名前のない朗読会みたいな。ウィイレやってる横で、色々なものを朗読していました。とりわけ卒論は音読すると自分の文章がどれだけ稚拙かに気付いて笑えてきました。
ちょっと泣きそう。
何がって卒論以外に朗読したのが茅田砂胡にデスノートにクレヨン王国に。って友人の家の本棚はどうなってるのやら。
サークルに顔出して、周囲を無視してオナニー話に盛り上がりました。
ほら、なんか二次元に逃避していた時期あったじゃないですか。黒雨の逃避行。あの頃ね、黒雨は一時間おきにオナニーをしていたからね。きちんと時計の針を見て規則正しくしていたからね。とかそんな話。
というわけで、そのとき話していた友人(id:zaimusyou)が新しい方法論を研究するタイプで、黒雨が基礎練習を繰り返すタイプという棲み分けがなされているということを語っていたんです。
我に返れば、何やってるの?
業は返り咲くんだ。
久々にバイト。卒論で入りたくないって伝えてあるのに、社員の家で鍋会をやるからという理由で、鍋会に参加しない人が今日シフトに強制的に入るという事になりました。
せっかく卒論が乗ってきたのに。
久々のバイト。
とりあえず一緒に入っていたバイトをいびり倒すことで楽しんでいました。まぁこれはいつもの事ですよね。うん。オッケー。
そして今日は閉店作業の係だったので、色々作業やってたんです。本を拭く布巾とかバケツの中に洗剤入れて浸け置きするのね。
給湯器のパッキンが壊れて水が止まらなくなりました。
はっはっはっっはっっはっははは。
いや、笑った。うん。なんか自虐的な笑いだったと思うけど大笑いした。
なんとか止まったのでよかったけど。
ちなみに、このままだと給湯器使えないね。一応もう一個の蛇口があるからなんとかはなるんだろうけどさ。
閉店時には社員とか残ってないし、黒雨はまた数日バイト出ないので、メモだけ残しておきました。
後のことは知った事じゃありません。
ありませんったら。
『いちご実験室』
『いちご実験室』山名沢湖/KCDX/講談社
ISBN:4063346625
すっげぇ楽しい。
なんていうかメルヒェンなのですよ。ものすごくふわふわな、茫洋としたストーリーの中で、全体を見返すと柔らかなアイスクリームをスプーンで掬うように抉ってくるのがもうたまらない。
科学者なのに虹で階段作ったり、雨を切り取る高枝切りばさみ作ったり、やけにメルヒェン。それなのに現代的なストーリー。
理屈なんかもうどっかへ行って、感覚として何かを感じさせてくれるんだ。
そんなふわふわとした漫画。理屈を付けて物語を読み解くことならいくらでも出来るんです。しかも、そういうことがしやすそうなメタファーを使いまくっているくせに、分析したとたんに色褪せるってのは、本当に凄い。感覚のみの文脈。文脈を感覚で読みとるんだ。
そして何かが心に引っかかるのだとするなら、純粋な気持ちというのが自分に残っているんだと確信できる、そんな漫画。
『スミレステッチ』
『スミレステッチ―7 stitches of Yamana world』山名沢湖/BEAM COMIX/エンターブレイン
ISBN:4757720610
ああ、面白いよー。
前述した『いちご実験室』にもあるような感覚のみでしか楽しむことを許されない文脈だけでなく、多少は理屈で納得してもいい感じに仕上がっている。
というか、読むだけで何が言いたいか、何が表現したいのかという理屈面は、「理屈」というフィルターを通すことなく肌にしみいってくるんだ。
そういった意味ではやはり感性・感覚で読みとる漫画と言えると思います。
女子校で校舎がチョコレートになったり、いくらでも紅茶がわいてくるティーカップが自然と合ったりするなかで、ふわふわとした安らげるコメディタッチのストーリーは、なんていうかみんな一読の価値ありっすよ。
そして今日もまた『委員長お手をどうぞ』はみつからない。買いに行ったのだけれど。今日行った本屋は『白のふわふわ』もなかったので凄く買いに行きたいです。
『ぽっぷんLOVE』
『ぽっぷんLOVE』たちばなとしひろ/Daito Comics/大都社
ISBN:4886537626
なんていうか、うん。やっぱり王道的だよね。
昨日読んだ『いっしょがいいな』ほどまとまりがない、というか短編によってページ数がばらけすぎ。まぁ掲載媒体が版元からして違うものを集めたからそうなんだけどさぁ。短編によってはページ数が少なくて、ちょっとね、不満に感じたりね。というか逆にこのページ数で一応ストーリーにまとめることができたんだなぁ、と感心したものがいくつか。
んで、この短編集、たちばなとしひろの数少ない一般誌掲載作が2編収録されております。
少年エースの増刊号に掲載されてたんですね。角川の中の人は何を考えてオファーしたのか。ラブコメか。うん、納得。でも2作目。7ページって。そのせいで、なんか苦しいネームなんです。
少年誌なのでエロシーンがないからその分ストーリーに割けるのかと思いきや、エースの中でのお色気担当と化したのか、色んなコマでパンチラ描いているから追いついていないの。ネームのさばける枚数。それでもページ数が収まるような流れるコマ割が、物語を収束することを可能にさせるのが素晴らしい。